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玉野署長ら戦隊ヒーロー“結成” 似顔絵入りグッズで防犯啓発

玉野セーフティーレンジャーのポスター(玉野署提供)
玉野セーフティーレンジャーのポスター(玉野署提供)
河内署長や自身の似顔絵がデザインされた啓発グッズを持つ田中課長
河内署長や自身の似顔絵がデザインされた啓発グッズを持つ田中課長
 「玉野の平和はわしらが守るんじゃー」―。岡山県警玉野署は特殊詐欺被害防止や万引抑止などのため、オリジナルの戦隊ヒーローを“結成”した。ポスターなどの啓発グッズを市内に展開し、広く市民に呼び掛けて犯罪抑止につなげる。

 戦隊ヒーローの名は「玉野セーフティーレンジャー」。レッドやブルー、イエローなど5人の戦士が並んでいる。顔をよく見てみると、同署の河内達彦署長、光本直人刑事課長、田中誠生活安全課長、安藤茂治地域課長、水野泰明交通課長の似顔絵になっている。

 レンジャー誕生のきっかけは、市内で特殊詐欺や万引の被害が後を絶たないため。同署管内では10月末現在、特殊詐欺被害が5件約900万円(前年同期2件)、万引は24件(同18件)となっていた。

 同署生活安全課内で知恵を絞り、同課の根木伸也巡査部長(38)が似顔絵を描いた。イラストが得意な根木さんは昨年、疫病退散に御利益があるとされる妖怪・アマビエをアレンジした防犯キャラクター「たまびえ」を考案した実績があり、今回も刑事課員から光本課長のイメージを聞き取って参考にするなど、レンジャーの顔は各課長の特徴をよく捉えている。

 同署の広報誌にレンジャーを掲載して市民に回覧したところ、「おもしろい」「この人たち本当にいるの?」など反響があったため、啓発グッズも作ることにした。「『万引き撲滅大作戦』ミッション開始!」の文字が目を引くポスターや、河内署長と田中生活安全課長がイラストされたマグネットは同署の玄関正面の壁に掲示している。一部グッズは市内のスーパーなどにも配布しており、田中課長は「今後は特殊詐欺の文言を入れたグッズなども作りたい」と話す。

 河内署長は「市民一人一人が犯罪を防ぐセーフティーレンジャーの一員。犯罪抑止だけでなく、レンジャーを通じて警察への親しみも持ってもらえれば」としている。

(2021年12月21日 11時22分 更新)

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