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オミクロン株 スポーツに影響 帰国選手に制限、バレエ公演中止も

森薗政崇選手
森薗政崇選手
岡山公演が中止になったキエフ・バレエの「白鳥の湖」
岡山公演が中止になったキエフ・バレエの「白鳥の湖」
 政府による新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策の強化に伴い、岡山県内でも海外から帰国した日本人選手が競技活動を制限されたり、文化イベントが中止になったりする影響が出ている。

 11月下旬に米ヒューストンで開かれた卓球の世界選手権に日本代表として出場したTリーグ男子、岡山リベッツのエース森薗政崇選手は、12日に岡山市内であるホームゲーム参加が難しい状況になっている。

 チームによると、森薗選手は今月1日に帰国した。当初はワクチン接種済みの日本人帰国者らに認められる待機の短縮措置で、リーグ戦に出場できる見込みだった。だが水際対策の強化で一律14日間の待機が必要となり、9日時点で措置の緩和は認められていない。

 また外国人の新規入国が原則禁止されたことに伴い、世界選手権に出場していたイ・サンス選手(韓国)、グナナセカラン選手(インド)ら所属する外国籍選手の参戦は年内はめどが立っていない。リベッツは「いずれも戦力として重要な存在で、リーグの盛り上がりに影響する面では残念。ただ、状況はどのチームも同じ。チームの総合力で戦う」としている。

 芸術関係では、来年1月9日に岡山シンフォニーホール(岡山市)で予定されていた、ウクライナの名門キエフ・バレエの公演「白鳥の湖」(岡山音協、山陽新聞社主催)が、出演アーティストが来日できないため中止になった。

 キエフ・バレエはウクライナ国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場を拠点に活動し、150年の歴史を誇るバレエ団。今月18日の群馬公演(前橋市)を皮切りに、1月10日まで日本ツアー(全18公演)を予定していたが、招へい元の企画・運営会社の判断で岡山公演を含む全てを取りやめた。ツアーでは団員、スタッフの総勢70人が来日予定だった。

 岡山公演は1990年以降、ほぼ隔年で行われ、楽しみにしているファンも多い。岡山音協は「いつも好評なだけに、とても残念。本場の迫力ある舞台を楽しんでほしかったが、今回はやむを得ない」としている。

(2021年12月09日 22時55分 更新)

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