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両宮山古墳(赤磐)料理でPR 飲食店がオムライスや弁当考案

「両宮山古墳オムライス」はベビーリーフで草木を、バジルソースで水濠を表現した
「両宮山古墳オムライス」はベビーリーフで草木を、バジルソースで水濠を表現した
古墳の形にしてカラリと揚げた「古墳コロッケ」
古墳の形にしてカラリと揚げた「古墳コロッケ」
ご飯の上に前方後円墳形のチーズとハムを重ねた「古墳弁当」
ご飯の上に前方後円墳形のチーズとハムを重ねた「古墳弁当」
 日本遺産「桃太郎伝説」の構成文化財である両宮山(りょうぐうざん)古墳(赤磐市穂崎、和田)をPRしようと、地元の飲食店が同古墳をモチーフにしたメニューを相次いで提供している。岡山県内有数規模の前方後円墳をかたどったり、周りを囲む水濠(ごう)を表現したりと工夫を凝らし、来店客の興味を引いている。

 古墳の近くに店を構える「オムライスの店 山陽店」(河本)は、今秋から「両宮山古墳オムライス」を扱い始めた。ポークケチャップライスと卵を墳丘の形に盛り付け、トッピングのベビーリーフで墳丘に茂る草木を表現。周囲には淡い緑のバジルソースを注いで水濠に見立てた。

 赤磐、岡山など日本遺産の関連4市でつくる推進協議会の依頼を受けて考案し、来年1月末まで扱う。1人前で980円。前川賢輔店長(34)は「市外在住で両宮山古墳を知らない人は意外と多い。知名度アップに一役買えたら」と話す。

 古墳形のコロッケ(180円)を販売するのは精肉店「肉の太田」(穂崎)。人気商品のコロッケのたねを特注の型に入れてかたどり、高温の油でカラリと揚げた。牛ミンチを多めに加えた甘めの味付けで、古墳のイラストを描いた専用の包装紙も作ってアピールしている。

 同店は「古墳を訪れた際の土産としてはもちろん、小腹がすいた時のおやつにもぴったり。気軽に立ち寄ってほしい」としている。

 定食店「きまぐれキッチン 月うさぎ」(中島)は、テークアウト用の「古墳弁当」(850円)を28日までの期間限定で販売している。ご飯の上に水濠をイメージした高菜をトッピングし、墳丘の形に小さくカットしたハムとチーズを重ねた。

 「桃太郎伝説ゆかりの古墳が赤磐にあることを多くの人に知ってほしい」とオーナーの鷹取あゆみさん(39)。注文は3日前までに予約が必要で、2個から受け付ける。

 両宮山古墳は5世紀後半に造られたとみられ、全長206メートルは県内3位の大きさ。鬼退治伝説の背景となった古代吉備の繁栄を象徴する史跡とされる。

 3店の古墳にちなんだメニューは、各店が日本遺産の推進協議会と連携して28日まで展開する体験型観光プログラムの一環として企画した。

(2021年12月07日 19時20分 更新)

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