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3回目接種、高齢者は1~2月 大半の市町村で開始 本紙調査

3回目接種、高齢者は1~2月 大半の市町村で開始 本紙調査
 医療従事者を対象に1日始まった新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、岡山県内の大半の市町村では、65歳以上の高齢者への接種開始時期が来年1~2月、64歳以下への開始時期が2~4月となる見通しであることが、山陽新聞社の調査で分かった。過去2回とは異なる製品を打つ「交差接種」が想定されていることから、自治体からは態勢整備や住民理解に対する不安が聞かれたほか、ワクチン不足に伴って生じた現場への混乱が繰り返されないよう国に安定供給を求める声も目立った。

 調査は11月29、30日、全27市町村の担当者に電話で聞き取った。結果によると、医療従事者に続く高齢者への接種開始時期は、岡山、倉敷市など12市町が1月、玉野市、和気町など11市町村が2月を予定。64歳以下へは、津山市など8市町が2月、真庭市など8市町村が3月、笠岡市など7市町村が4月をそれぞれ予定した。

 時期は示せないとして「2回目接種からおおむね8カ月後」との回答も複数あった。

 県内ではこれまで、高齢者は施設入所者から、64歳以下は基礎疾患がある人や教職員らから優先して接種を進めてきており、3回目接種でも同様になるとみられる。

 交差接種に関しては、使用ワクチンは当面、米ファイザー製のみ。米モデルナ製が薬事承認されれば、2月にも選択できるようになる見込み。ただ、製品によって保管方法や希釈の有無などの取り扱い方法が異なるため、自治体の間には「スタッフの手間が増えれば、ミスが起こりやすくなる」(和気町)との不安が残る。

 国からのワクチン供給量が不足して予約の受け付けを一時停止せざるを得なかった経緯を踏まえ、国に安定供給を求める自治体も多く、現状では接種後の副反応が重いとされるモデルナ製を選ぶ住民は少ないとみて、交差接種の有効性を丁寧に示すよう国に要望する担当者もいた。

(2021年12月02日 08時06分 更新)

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