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40年以上続いた父の味守りたい 息子が店再開 れんが壁の名残残す

源太さんがお薦めする「イカフライカレー」
源太さんがお薦めする「イカフライカレー」
以前の店の名残が感じられるれんが壁の外観
以前の店の名残が感じられるれんが壁の外観
 岡山市内で40年以上親しまれ、昨年末で閉店した喫茶店「習志(ならし)の」。先代の息子の吉房源太さん(39)=同市中区=が地元で愛された味を守ろうと、新たに店を同市北区内山下に構えて今夏から営業を再開している。

 ツタのからむれんがの外観が印象的だった「習志の」は、先代の直之さん(75)が同市中区原尾島で1975年から経営。数年前からあった店をそのまま引き継いだ。店名の由来は定かではないが、直之さんは「開業時に甲子園で習志野高が優勝したからと聞いたことがある」と話す。

 ハンバーグやオムライスなど約30種類のメニューを提供。カレーは真夏に向けて徐々に辛くするなど、客を飽きさせない工夫をしてきた。ただ、建物の老朽化や直之さんの体調を考慮して閉店を決断。最後の1カ月となった昨年12月は開店前から列ができるほどファンが訪れたという。

 23歳から一緒に厨房(ちゅうぼう)に立ってきた源太さんは、父が守ってきた店の継承を決意。名残が感じられるれんが壁の物件を探し、7月下旬にオープンした。一人で切り盛りするため、メニューは人気のカレーとイタリアンスパゲティの2品に絞った。

 常連客も多く訪れており、源太さんは「常連さんがリピートしてくださると安心材料になる。変わらぬ味を提供したい」と話す。

 午前11時半~午後2時半。金曜定休(不定休あり)。詳細は店名のインスタグラムで。

(2021年12月01日 19時34分 更新)

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