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人気絵師の美人画にうっとり 「肉筆浮世絵の世界」会期中盤

あでやかな美人画に見入る入場者
あでやかな美人画に見入る入場者
 岡山県立美術館(岡山市北区天神町)で開かれている特別展「肉筆浮世絵の世界―アナザーワールド発見!」は会期中盤。人気絵師の一点ものがそろう貴重な機会とあって、1日も美術ファンらが訪れ、江戸の風俗を生き生きと描いた作品群を堪能していた。

 熊本県立美術館が誇る今西コレクションから約130点を展観。その半数を占めるのが、当時の町人たちに愛された浮世絵の二大テーマ、美人画と役者絵だ。

 入場者は、舞い散る桜と女性の肌の柔らかさまで伝える歌川豊国「桜下花魁(おいらん)道中図」の繊細な描写にうっとり見入ったり、紅白の隈(くま)取りで見えを切る四代鳥居清忠「歌舞伎暫(しばらく)図」の勇ましい姿に感心したり、時間をかけ丁寧に鑑賞。

 倉敷市の女性(53)は「女性の髪や着物のひだまで丹念に描かれた作品からは、絵師の気迫が伝わってくるよう。ぜいたくな時間を過ごせました」と話していた。

 山陽新聞社など主催。19日まで、月曜休館。11、12日午後2時から学芸員のスライドトークがある。

(2021年12月01日 17時41分 更新)

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