山陽新聞デジタル|さんデジ

新見・たつごろう球場存続へ奮闘 住民有志、整備続け利用客誘致も

たつごろう球場の周辺で草刈りに励むメンバー
たつごろう球場の周辺で草刈りに励むメンバー
 2020年夏に休部となった共生高(新見市新見)硬式野球部が練習拠点としていた「たつごろう球場」(千屋)の使用環境を守るため、これまで野球部を応援してきた地元有志がグラウンド整備や草刈りなどを続けている。新たな利用客の誘致も進めており、スポーツを通じた地域のにぎわいづくりに取り組んでいる。

 同球場は、同高が土地を住民から無償で借り受け、10年に整備。両翼は99・5メートル、中堅122メートルあり、放課後の練習や交流試合などでほぼ毎日使っていた。

 01年創部の野球部は、台湾からの留学生を受け入れるなどして力を付け、03年に夏の岡山大会で初勝利を挙げ、ベスト8に進出。呉念庭選手(西武)など卒業生4人を日本のプロ野球に輩出し、県北の強豪として知られていたが、経営面でチーム維持が困難になり、惜しまれながらも休部となった。

 球場の存続と再活用が課題となる中、“ピンチヒッター”に名乗りを挙げたのが、野球部の活動を見守ってきた地元有志。2月に「たつごろう球場の会」を立ち上げ、メンバー8人がグラウンド整備や球場周辺の草刈り、傷んだフェンスの補修などに日々、取り組んでいる。

 神田優会長(65)=同市=は「地域ぐるみで10年以上応援してきた。野球部の休部は本当に悲しい出来事だった」と振り返り、「自然に囲まれた球場は、伸び伸びと野球を楽しめる環境にある。多くの人に利用してもらいたい」と意気込む。

 球場は市内外の社会人チームなどに貸し出しており、来年3月までは利用は無料。積雪がある時期は使用不可。

(2021年11月30日 14時21分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ