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視覚障害者 タンデム自転車で疾走 津山の市民グループが体験会開く

体験会でタンデム自転車を楽しむ参加者。後席に視覚障害者が座る=10月23日、吉井川河川敷
体験会でタンデム自転車を楽しむ参加者。後席に視覚障害者が座る=10月23日、吉井川河川敷
 目の不自由な人のジョギングやウオーキングを支援している津山市の市民グループ「レインボーメイト津山」は、サドルとペダルを前後に備えた2人乗り用の「タンデム自転車」を導入し、市内で体験会を開いている。視覚障害者と健常者が“二人三脚”で疾走する魅力を伝えながら、「共に運動を楽しみ、行動の幅を広げて」と呼び掛けている。

 タンデム自転車はサドルとペダルが複数あるため、視覚障害者が利用する場合は後席に座り、前席でハンドルとブレーキ操作を担当する健常者と協力して運転できる。昨年4月から県内の公道走行が可能となり利用しやすくなったため、5月に折り畳み式の2台を購入して準備をしてきた。

 体験会は10月から始め、毎月第2、4土曜日に市内の吉井川河川敷や県津山陸上競技場(志戸部)で開催。同月下旬にあった体験会には視覚障害者6人が参加し、サポーター役となる健常者6人と試乗した。

 走りだしは「せーの」と掛け声を上げてリズムを取り、バランスが安定するとぐんぐん加速。40歳で全盲になった男性(75)=同市=は「自転車に乗るのは実に約40年ぶり。スピードに乗って風を切る感覚は久々で爽快だった」と喜んでいた。

 市民グループ代表の智和譲さん(79)=同市=は「目が見えなくてもスポーツを楽しみたい思いは同じ。気軽に参加してもらい、支援者も増やしたい」と話している。

 体験会は午前8時半~10時で無料。

(2021年11月26日 16時27分 更新)

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