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里見藤花が防衛、12度目の栄冠 女性将棋の倉敷藤花戦最終局

最多記録を更新する12度目の戴冠を果たし、伊東香織倉敷市長(左)から大山名人杯を贈られた里見倉敷藤花
最多記録を更新する12度目の戴冠を果たし、伊東香織倉敷市長(左)から大山名人杯を贈られた里見倉敷藤花
 女性将棋の公式タイトル戦「第29期大山名人杯倉敷藤花戦」(日本将棋連盟、倉敷市、市文化振興財団、山陽新聞社主催)3番勝負の最終局が21日、倉敷市中央の市芸文館で指され、後手の里見香奈倉敷藤花(29)=女流名人、女流王位、女流王将=が110手で加藤桃子清麗(26)を破って防衛。倉敷藤花戦で最多を更新する通算12度目の栄冠を手にした。

 大阪市の関西将棋会館であった第1局は里見倉敷藤花が、倉敷市に場所を移した第2局は加藤清麗がそれぞれ勝利し、2期ぶりに最終局までもつれる激戦となった。

 里見倉敷藤花は3局続けて得意の中飛車を選択し、加藤清麗は自玉を囲う前に銀を突き出す対中飛車戦法「超速3七銀」で挑んだ。一進一退の攻防が続く中、中盤で相手疑問手をうまくとがめた里見倉敷藤花が抜け出し、終盤も自陣の堅さを生かして寄せきった。里見倉敷藤花は女流タイトルの通算獲得数を46期とし、自身の持つ最多記録を更新した。

 対局は非公開で行われたが、熱戦の模様は同館ホールで菅井竜也八段と長谷川優貴女流二段が大盤解説。約100人のファンが行方を見守った。

(2021年11月21日 20時19分 更新)

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