山陽新聞デジタル|さんデジ

日本伝統工芸展岡山展が開幕 人間国宝らの秀作 7部門251点

トップ作家らの優品が並んだ日本伝統工芸展岡山展の会場
トップ作家らの優品が並んだ日本伝統工芸展岡山展の会場
テープカットで開幕を祝う主催者ら
テープカットで開幕を祝う主催者ら
 国内最大規模の工芸公募展「第68回日本伝統工芸展」の岡山展(日本工芸会、山陽新聞社など主催)が18日、岡山市北区天神町の岡山県立美術館で始まった。脈々と受け継がれる高度な技と現代の感性が融合した秀作が、ファンらを魅了している。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門。備前焼の伊勢崎淳さん(備前市)の黒光りする「万年花生」、蒟醤(きんま)の山下義人さん(高松市)の稲光が走る「青藍蒟醤箱」など人間国宝(重要無形文化財保持者)の45点をはじめ、入賞作16点と郷土作家の入選作など計251点が並ぶ。

 最高賞・日本工芸会総裁賞に輝いた小林佐智子さん(愛知県)の「風通織木綿着物『青海』」は濃淡のある藍地に波を思わせる白が映える。新型コロナウイルスの影響で展示会が中止となった第63、64回日本伝統工芸中国展の入賞作31点も特別展示しており、訪れた人々はじっくりと鑑賞していた。

 一般公開に先立ち開会式があり、守安收同美術館長が「本展をきっかけに工芸美術を身近なものとして意識してほしい」とあいさつ。関係者7人でテープカットした。

 12月12日まで(11月29日、12月6日休館)。11月20日午後1時半から本展鑑査委員で小石原焼の人間国宝・福島善三さんと備前焼作家隠崎隆一さんによる作品解説会があるほか、20日午前11時からと23、27、28日、12月4、5日の午後1時半から地元作家らのトークもある。

(2021年11月18日 11時55分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ