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早島の歴史題材 アートイベントに 20日から 映像やダンスで海表現

海をイメージした作品に取り組むミズカさんと園児=9日、早島幼稚園
海をイメージした作品に取り組むミズカさんと園児=9日、早島幼稚園
 かつて大半が海だった岡山県早島町の歴史をテーマにしたアートイベント「昔、ここは海だった」(県、アートで地域づくり実践講座実行委主催)が20、21日、同町早島の文化交流施設「いかしの舎(や)」で開かれる。県内外のアーティスト、ダンサー、音楽家ら7人がインスタレーション(空間芸術)や映像、ダンスなどで表現。イベントを通じて地域に思いをはせてもらう。

 早島は約400年前に干拓が始まるまで、「吉備の穴海」と呼ばれる海に浮かぶ島の一つだった。イベントは明治末期の町家を活用した施設を会場にアート作品3点と、パフォーマンスを披露する。

 展示では、インスタレーションなどを手掛ける山本晶大さん=玉野市=が畳の上に海だった頃の早島の地図を海水や砂で再現し、映像作家の主馬さん=同市=は海をモチーフにした映像を流す。子どもと一緒にアート活動を行う作家のミズカさん=丸亀市=は今月上旬、早島幼稚園(同町前潟)の年長児と出品作を制作。園児約50人がビニールシートや不織布に絵の具を塗り、一人一人がイメージする海を仕上げた。

 パフォーマンスは、ダンサー・振付演出家の平井優子さん=倉敷市=や音楽家・打楽器奏者の岩本象一さん=岡山市=ら4人が登場。コンテンポラリーダンス(現代舞踊)や即興音楽を披露する。

 文化芸術イベントの運営ノウハウを学ぶ「アートで地域づくり実践講座」(県など主催)の受講生12人が企画した。その1人の会社員南順子さん(58)=同市北区=は「言葉で伝えられないことまで表現できるのがアートの良さ。歴史をひもとく面白さを少しでも感じてもらえれば」と話している。

 両日とも展示は午前10時~午後5時、パフォーマンスは午後2時開始(20日は同4時からも)。20日夜には同町在住者限定で、作家のトークショーなどが楽しめるナイトイベントも開く(オープン時から配布する整理券が必要)。問い合わせは県文化振興課内の実行委事務局(086―226―7903)。

(2021年11月18日 09時36分 更新)

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