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赤磐・血洗滝神社 祠の修復始まる CF活用、22年春完成目指す

改修に向けて解体作業が始まった血洗の滝神社の祠
改修に向けて解体作業が始まった血洗の滝神社の祠
 素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した後、滝の水で剣と体を清めた伝説が残る血洗滝神社(赤磐市是里)で、老朽化した祠(ほこら)の修復工事が始まった。地元住民らでつくる実行委員会がクラウドファンディング(CF)で募った資金を活用し、来春の完成を目指している。

 祠は高さ2・5メートル、幅0・8メートル、奥行き1・3メートルの木造建築で、ご神体として祭る「血洗の滝」(落差11メートル)のほとりにひっそりとたたずむ。最後に建て直したのは60年近く前とされ、土台や屋根の下地が腐って崩れ落ちる寸前の状態だった。

 工事の安全を祈願する神事が10月28日、境内で行われ、実行委メンバーや大工ら9人が参加。宗形神社(同所)の宮司が祈祷(きとう)をささげた後、さび付いた銅製の屋根を取り外す作業に取りかかった。

 祠を一度解体し、傷みが激しい部分を新しい部材と交換して元通りに組み立てる。柱や建具など傷みが少ない部材はカビを除去し、滝の水で清めて再利用する。訪れた人が参拝しやすいようにさい銭箱も新設する。

 実行委は有志8人が昨年12月に立ち上げた。7月からCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で改修資金を募ったところ、目標の200万円を超える329万8千円が寄せられた。

 代表の荒島正弘さん(64)=同市=は「支援者の期待を背負い、気を引き締めて改修を進めたい」と話している。

(2021年11月16日 11時31分 更新)

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