山陽新聞デジタル|さんデジ

井原・美星が「星空保護区」認定 市発表、国内3例目

星空保護区に認定された井原市美星町地区の夜空(市提供、20秒露光の5枚を合成)
星空保護区に認定された井原市美星町地区の夜空(市提供、20秒露光の5枚を合成)
 井原市は2日、同市美星町地区が美しい星空を守る取り組みにより国際認証制度「星空保護区」に認定されたと発表した。国内3例目で、住民の保護活動に重点を置く「コミュニティ」部門ではアジア初となる。市は認定を観光振興に生かしていく。

 天文学者らでつくる認定機関のNPO法人・国際ダークスカイ協会(本部・米国)が現地時間1日にウェブサイトで認定を発表した。「星空を守るため地域が一体となり献身的な努力を続けている」(同協会)ことが評価された。

 星空版世界遺産とされる星空保護区は、世界21カ国に計187カ所ある。コミュニティのほか「パーク」「アーバン(都市)ナイト」など6部門あり、国内では2018年3月に西表石垣国立公園(沖縄県)、20年12月に神津島(東京都)がいずれもパークで認定されている。

 井原市は今年4月に認定を申請。美星町観光協会と協働で地区内の防犯灯や公共施設の屋外照明計740カ所を、上方に光を漏らさない器具に切り替えたほか、全国初の光害防止条例制定(1989年)などもアピールした。

 市や同協会は今後、星空を解説できる観光ガイドの養成に力を入れ、観望体験を取り入れたツアーを旅行会社などに働き掛けていく。大舌勲市長は「国際認証の取得は地域の誇り。美星町地区が星空環境の保全で他の模範となれるよう、地域づくりに力を入れていきたい」と話している。

(2021年11月02日 20時29分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ