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コロナ再拡大備えオンライン授業 赤磐・桜が丘中が試行

パソコンのカメラで黒板を映し、モニター越しに生徒の質問に答える教諭
パソコンのカメラで黒板を映し、モニター越しに生徒の質問に答える教諭
 桜が丘中(赤磐市桜が丘西)は、新型コロナウイルスの感染再拡大による休校や学級閉鎖に備え、家庭と教室をつなぐオンライン授業を試験的に始めた。教諭が配信した問題を解いてタブレット端末で提出してもらい、質問は画面を通じてリアルタイムで受け付ける。市内の公立校では初の試み。

 初回は土曜授業があった10月23日、全学年約550人を対象に行った。通常の授業(50分)より短い20分間とし、生徒は1人1台ずつ貸与されたタブレット端末を持ち帰り、自宅からウェブ会議システムを通じて受講した。自宅に通信環境がない生徒らは空き教室から参加した。

 3年生の2クラス計60人が参加した数学の授業では、教諭が2次関数の問題をタブレット端末に配信。生徒たちは手元のノートに答えを書き、端末のカメラで撮影して提出した。教室には教諭が待機し、モニターにコマ割りで映し出された生徒たちの顔を見ながら授業を行った。生徒から質問が出ると、手元のカメラを黒板に向けて数式やグラフを書いて説明した。

 授業後はそれぞれの生徒にアンケートを実施。8~9割の生徒が「周囲を気にせず問題に集中できる」「思ったより違和感がない」と評価した一方、「先生の声が聞き取りにくい」「対面の方がすぐに質問できて安心」といった意見もあった。

 桜が丘中は本年度中に改めてオンライン授業を行い、適した授業の形態を模索する予定。村松敦校長は「手探りの状態だが、課題を一つずつクリアし、非常時でも生徒の学びを止めない環境を整えたい」と話している。

 児童生徒が自宅から参加するオンライン授業は、岡山、総社市などでも準備が進められている。

(2021年11月02日 14時21分 更新)

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