神戸港に29日、水族館を核とした複合施設「神戸ポートミュージアム」(神戸市中央区新港町)が開業する。水族館を運営するのは総合建設コンサルタントのウエスコホールディングス(HD、岡山市)の子会社アクアメント(神戸市)。アクアリウムとアートの融合をうたい、水槽を光で彩るなど幻想的な空間を演出し、写真映えスポットとして注目を集めそうだ。19日に開かれたメディア向けの内覧会を訪ねた。
神戸の中心地・三宮の繁華街を抜けると、コンクリートの建物が目に飛び込んでくる。大きさは鉄筋4階延べ約7千平方メートル。メインは、アクアメントが四国水族館(香川県宇多津町)に続いて手掛ける水族館「アトア」で、海や水辺の生物を中心に約100種3千匹を水槽60基で展示している。
入り口は建物の2階にあり、3、4階まで上がりながらテーマごとに分かれた八つのエリアを鑑賞する順路になっており、1階にミュージアムショップと出口がある。4階にはカフェなども併設。このほか、1階にフードコートなどがテナントとして入る。
見どころが多いのは3階。宇宙が題材の「奇跡の惑星」では、惑星に見立てた国内最大級の球体水槽(直径3メートル)の中を鮮やかなピンク色のサクラダイやキンギョハナダイが泳ぐ。展示室は薄暗く天井からレーザーやミストが降り注ぎ、宇宙や深海にいるかのような感覚に包まれる。また「和と灯の間」は日本の四季や文化を表現。ガラス張りの床の下をニシキゴイが優雅に回遊し、壁には切り絵作家による桜や花火のアニメーションが次々と映し出される。
アトアの中山寛美館長は「自然の水景を再現した既存の水族館とは違い、非日常的な世界の中から生き物に興味を持ってもらいたい」と話した。
神戸の中心地・三宮の繁華街を抜けると、コンクリートの建物が目に飛び込んでくる。大きさは鉄筋4階延べ約7千平方メートル。メインは、アクアメントが四国水族館(香川県宇多津町)に続いて手掛ける水族館「アトア」で、海や水辺の生物を中心に約100種3千匹を水槽60基で展示している。
入り口は建物の2階にあり、3、4階まで上がりながらテーマごとに分かれた八つのエリアを鑑賞する順路になっており、1階にミュージアムショップと出口がある。4階にはカフェなども併設。このほか、1階にフードコートなどがテナントとして入る。
見どころが多いのは3階。宇宙が題材の「奇跡の惑星」では、惑星に見立てた国内最大級の球体水槽(直径3メートル)の中を鮮やかなピンク色のサクラダイやキンギョハナダイが泳ぐ。展示室は薄暗く天井からレーザーやミストが降り注ぎ、宇宙や深海にいるかのような感覚に包まれる。また「和と灯の間」は日本の四季や文化を表現。ガラス張りの床の下をニシキゴイが優雅に回遊し、壁には切り絵作家による桜や花火のアニメーションが次々と映し出される。
アトアの中山寛美館長は「自然の水景を再現した既存の水族館とは違い、非日常的な世界の中から生き物に興味を持ってもらいたい」と話した。
(2021年10月26日 17時47分 更新)