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天満屋2位で本大会出場権 実業団対抗女子駅伝予選会

2位でゴールする天満屋のアンカー渡辺桃子=宗像ユリックス
2位でゴールする天満屋のアンカー渡辺桃子=宗像ユリックス
 全日本実業団対抗女子駅伝(11月28日・宮城県)の予選会は24日、福岡県の宗像ユリックス発着の6区間42・195キロで行われ、資生堂が大会新記録の2時間16分41秒で1位となり、天満屋は2時間18分2秒で2位に入った。上位20チームが本大会への出場権を獲得した。

 天満屋は1区谷本がトップと43秒差の7位発進し、3区松下で4位に浮上。5位でたすきを受けた5区大東が2位に押し上げると、アンカー渡辺が区間2位の好走で順位をキープした。天満屋の本大会出場は30年連続30度目。

 資生堂は1区の木村友香、5区の高島由香(興譲館高出)が区間新記録で区間賞を獲得した。3位は2時間18分32秒の第一生命グループ。例年は14チームが出場資格を得るが、本大会の40回目を記念して昨年増やす予定だった6枠が今年に適用され、出場チームが増えた。

1カ月後の大舞台へ大きな弾み


 追い込まれた状況で名門が底力を示した。エース前田の故障などで6人のメンバーぎりぎりで臨んだ天満屋は「本当に予想外」と武冨監督も驚く2位でゴール。30年連続30度目の節目となる全日本切符を堂々の成績で勝ち取った。

 チームを勢いづけたのが、7位でたすきを受けた3区松下だ。エースが集結する最長区間で26歳は「今の実力を知るにはうってつけ。周りを気にせず自分で押していく」と積極的に飛ばし、表彰台を射程圏に捉える4位へと順位を上げた。

 経験豊富な前半の3人がきっちりホップ、ステップの流れをつくると、後半の若手3人もジャンプで応える。「前の選手が見えていて、思い切っていけた」と5区で2位に浮上した入社2年目の大東。アンカーを務めた新人渡辺は長い単独走をものともせず、区間2位の好タイムでトップとの差を1分近くも縮めた。

 外国人の起用が認められる4区を担ったルーキー小汲も日本勢では5位と健闘。「全員がうちらしい粘りを見せてくれた」と戦前の不安を吹き飛ばしたレースに指揮官はうなずく。昨年の本大会は11位に終わり、5年間維持したシード権を手放した。「今日の走りは自信になる。本番までさらに練習で積み上げていきたい」と渡辺。巻き返しを期す1カ月後の大舞台へ大きな弾みがつく“前哨戦”となった。

(2021年10月24日 21時46分 更新)

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