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「金田一自転車」レンタル始まる 横溝デビュー100年で真備地区

レンタルが始まった「金田一自転車」
レンタルが始まった「金田一自転車」
 推理作家横溝正史(1902~81年)ゆかりの倉敷市真備町地区で、名探偵・金田一耕助が映画の中で乗っていた自転車をイメージした「金田一自転車」のレンタル事業が始まった。横溝のデビュー100周年を記念し、地元実行委が企画した。12月25日まで。

 金田一自転車は、映画「悪魔の手毬唄(てまりうた)」で金田一が運転していたものを再現。黒色で、手前に曲がったハンドルや丸形のライトなどが付く。荷台には「八つ墓村」「犬神家の一族」といった作品名の頭文字と出版年を組み合わせ、「八19―71」「犬19―72」などと記したヒノキ、竹製のナンバープレートを取り付けた。プレートは家具メーカーのホリグチ(同町市場)、テオリ(同町服部)に製作を依頼した。

 事業は、市や真備船穂商工会などでつくる「巡(めぐる)・金田一耕助の小径(こみち)」実行委が企画し、金田一自転車を6台、変速機付きの自転車を4台用意。真備町地区の3カ所で貸し出している。代表作「本陣殺人事件」にちなんだウオーキングコース(全長約7キロ)や、地元史跡や西日本豪雨災害の碑などを巡る「真備サイクリングマップ」の2コース(同約11キロと約6キロ)を走ってもらう想定という。

 レンタルは2日から始まり、金田一のコスプレ姿で訪れた公務員男性(52)=岡山市北区=は「リアルに再現されている。金田一になりきって走りたい」と満足そう。実行委は「ゆかりの地や観光スポットを巡ってほしい」としている。

 貸出場所は、横溝正史疎開宅と真備ふるさと歴史館(いずれも同町岡田、月木金曜定休)、太田文具(同町箭田、日曜定休)の3カ所。利用は1日500円で、午前10時~午後4時(貸し出しは同3時まで)。予約は受け付けていないが、貸し出し状況は各施設に電話で確認可能。その他の問い合わせは実行委事務局の市観光課(086―426―3411)。

 横溝は1921年、雑誌「新青年」に発表した「恐ろしき四月馬鹿」で作家デビュー。今年は没後40年にも当たる。

(2021年10月23日 17時44分 更新)

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