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救急隊のレベル向上へ訓練 玉野市消防本部 判断力や知識試す

救急隊の資質向上を目的に行われた救急総合シミュレーション訓練
救急隊の資質向上を目的に行われた救急総合シミュレーション訓練
 今春の消防署所再編整備で常時6隊に増強された救急隊のレベル向上を図ろうと、玉野市消防本部は18、19日の2日間、救急総合シミュレーション訓練を市消防庁舎で開いた。隊員には事前に訓練内容を伝えず、とっさの判断能力や知識、技術などを試した。

 本署、東分署、西分署に各2隊ある救急隊から非番の隊員らが参加。初日は3隊が、気道に異物が詰まっての窒息意識障害▽産院への移動中などに出産してしまう堕落分娩(ぶんべん)と新生児仮死▽蜂に刺されてのアナフィラキシーショック―という3通りの想定で行った。

 隊員たちは、患者や家族役の職員から状況を聞き取り、患者に見立てたダミー人形に人工呼吸や胸骨圧迫、薬剤投与をするなどして対応していた。

 119番通報が入り、現場に到着してから病院に搬送するまでの一連の流れを指導救命士2人が評価。各訓練の後にはフィードバックも行われ、各場面での処置の適切さや判断の根拠などを検証した。

 訓練を評価した林竜司指導救命士(45)は「さまざまな症例を訓練で経験することにより、実際の現場では適切に対処ができる。ミスがあった部分を日頃の訓練に生かし、本番での対応につなげてもらいたい」と話した。

 市消防本部は現在、28人の職員が救急救命士の資格を持つ。救急総合シミュレーション訓練は2017年から年に1回実施している。

(2021年10月20日 16時13分 更新)

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