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「地方支援を」「将来像示して」 衆院選公示 岡山、広島街の声

新型コロナウイルス禍の中、スタートした衆院選。有権者は候補者や政党の訴えをどう判断するか=津山市内(画像の一部を加工しています)
新型コロナウイルス禍の中、スタートした衆院選。有権者は候補者や政党の訴えをどう判断するか=津山市内(画像の一部を加工しています)
 19日公示された衆院選。新型コロナウイルス禍の中、解散から17日後の投開票という戦後最短の日程で行われる今回の選挙戦を有権者はどう捉え、どんな政策論争を望んでいるのか。岡山、広島県で聞いた。

 「コロナの流行第6波が来るまでにと急いだのか、野党に選挙準備をさせないためだろうか」。短期決戦の背景をそう推量するのは笠岡市の主婦(69)。その上で、選挙戦では「年金生活の高齢者も子どもたちも、世代にかかわらず安心して暮らせる国の将来像を提示してほしい」と話す。

 長引くコロナ禍を受け、各候補者や政党に具体的な感染対策や経済対策を示すよう求める声も多かった。

 岡山県鏡野町の日帰り入浴施設支配人を務める男性(48)は「コロナの打撃から持ち直せていない観光関連事業者は多い。地方の小さな事業者まで漏らさず支援が行き渡るよう、選挙を通じて議論を戦わせてもらいたい」と要望。岡山市北区奉還町で飲食店を営む男性(31)は「緊急事態宣言などのたびに飲食店は厳しくなる。支援に関する公約の違いがよく分からないので、これから聞きたい」とした。

 一方で、岡山商科大3年の男子学生(21)は、経済対策の必要性を認めながらも「その結果、増税などで自分たち若い世代にしわ寄せが及ぶような事態は避けてほしい」と指摘。候補者や政党の主張を見定めるという。

 コロナ以外にも課題は山積している。小学生の子ども3人を育てる倉敷市、自営業女性(43)は教育や子育て支援政策に関心を寄せ、「子どもが過ごしやすい学校環境づくりにつながる選挙戦に」と願った。

 2019年の参院選を巡り大規模買収事件が起きた広島県では、福山市の会社員男性(38)が「政治とカネの問題はショックで、当時は政治不信になった。今回はクリーンな選挙を」と強調した。

(2021年10月19日 21時40分 更新)

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