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シーガルズ、埼玉上尾に0―3 地元で開幕2連敗とつまずく

第3セット、スパイクを放つ岡山シーガルズの高柳有里(中央)=笠岡総合体育館
第3セット、スパイクを放つ岡山シーガルズの高柳有里(中央)=笠岡総合体育館
 バレーボールのV1は17日、各地で行われ、笠岡市の笠岡総合体育館でホームゲームに臨んだ昨季6位の岡山シーガルズは同5位の埼玉上尾に0―3で敗れ、開幕2連敗となった。

 シーガルズは金田、吉岡らの攻撃がかみ合わず、主導権を握れないまま第1、第2セットを失った。第3セットは中本、高柳有ら若手の活躍で流れをつかみ、22―20としたが最後に逆転を許した。

 3連覇を目指すJTはトヨタ車体にストレート勝ちし、2連勝。昨季3位のNECはKUROBEを3―1、デンソーはPFUを3―0で下し、いずれも連勝スタート。久光は日立を3―1で破り、初勝利を挙げた。

 男子は前回王者のサントリーがFC東京を3―2で下し、開幕2連勝を飾った。3季ぶりの優勝を目指すパナソニックは名古屋を3―1、堺は大分三好を3―0で退け、ともに初白星。

埼玉上尾3―0シーガルズ
25—16
25—15
25―22

 【評】岡山シーガルズはアタック決定率29・8%、サーブレシーブ成功率54・5%と攻守に振るわず、ストレートで屈した。金田、吉岡ら得点源の不調が響き、精彩を欠いた形だ。第3セットは新人の中本、2年目の付欣田ら若手の活躍で互角の展開に持ち込んだが、終盤にミスもあり、リードを守れなかった。

 埼玉上尾はブロックで6得点した第1セットで勢いづき、山口、佐藤、青柳と満遍なく得点を重ねた。

完全に攻撃パターン読まれ


 まさかの展開に岡山シーガルズのメンバーに動揺が広がった。「うちの弱さ、もろさが出た」と主将の川島。第1セット開始直後、攻撃がことごとく相手ブロックに対応される。中央やライトからのアタックを封じられ、いきなり0―4。レフト陣も3連続シャットアウトを食らうなど5―14と一気に走られた。

 同じチームと2連戦する今季ならではの難しさだろう。埼玉上尾とは前日フルセットの激闘を繰り広げたばかり。そのデータからサーブレシーブがぴったり返球されればセンターかライト、乱れたらレフトと完全に攻撃パターンを読まれていた。「きのうの試合を踏まえた相手の対応がどんぴしゃだった」とセッター宮下は明かす。第1、第2セットは後手後手を踏み、防戦一方だった。

 チームに活を入れたのは若手たちだ。第3セット、2年目の長身センター付欣田、高卒新人のレフト中本らが攻撃をけん引。控えリベロの船田が粘り強くつなぎ、レフト高柳有が決めて22―20とした場面もあった。新たに挑戦するライトで出た及川は「攻撃の幅を狭めないよう意識した」とセンターと絡む動きで相手ブロッカーを惑わせた。

 ベンチ入り14人の総力で打開を試み、第3セットはあと一歩のところまで迫った。「躍進するためのヒントがあった。古里・笠岡市からの贈り物だね」と河本監督。地元で2連敗とつまずいたが、浮上への道筋も見えている。

(2021年10月17日 21時50分 更新)

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