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楽しさ伝わるダンス見せたい KISAさん Dリーグ参戦

Dリーガーとして奮闘する総社市出身のKISAさん
Dリーガーとして奮闘する総社市出身のKISAさん
 今年スタートしたストリートダンスのプロリーグ「Dリーグ」に、総社市出身のKISAさん(18)=本名・西森希瑳=が参戦している。1~7月の第1季は、けがに泣き不完全燃焼に終わった。11月に始まる第2季に向け「楽しさが伝わるダンスを見せたい」とリベンジを誓う。

 KISAさんは4歳から県内のスクールで腕を磨き、2015年に英国で開かれた国際大会「UDO」の14歳以下ソロの部で優勝するなど、国内外で活躍してきた。得意ジャンルはセクシーな「ガールズヒップホップ」や、ロボットのような動きが特徴の「ポップ」。152センチと小柄ながら、柔軟性とばねを生かしたパワフルな踊りが持ち味だ。

 高校卒業後、ダンスの本場・米国に移り住む夢は新型コロナウイルス禍で断念したが、Dリーグが発足すると聞き、選考会に挑戦。出版・映画大手のKADOKAWAがオーナーを務める「カドカワ ドリームズ」の一員となり、東京を拠点に活動している。

 競技は各チーム8人がそれぞれ約2分間のダンスパフォーマンスを披露し、技術の高さや演出、独創性などを競う。KISAさんは初シーズンの開幕直前に左足を骨折してつまずいた。全12ラウンドのうち、出場できたのは3月以降の4ラウンドだけで、ドリームズも9チーム中6位にとどまった。「復帰直後は巻き返したいと意気込んだが、痛みで思い通りの動きができず、悔しさが残る」と話す。

 リーグではスマートフォンなどで視聴するファンも採点に参加できるが、ドリームズはこの「オーディエンスポイント」が伸び悩んだ。モニター越しに迫力を伝えられるよう、海外ダンサーの動画を参考にカメラへの写り方なども研究して新シーズンに臨むという。

 「(各ラウンドに出場できる)メンバー入りをかけたチーム内競争もある厳しい世界だが、技術的にも人間的にも成長を実感している。昨季の失敗も糧に自分らしさを表現したい」とKISAさん。熱戦はリーグ公式アプリやインターネットテレビ局「ABEMA」などで配信予定で、ドリームズも動画投稿サイト「ユーチューブ」にリハーサルの様子などを公開している。

 Dリーグ ダンスでは世界初のプロリーグ。全12ラウンドのレギュラーシーズンを戦い、第1季は9チームのうち上位4チームが優勝を懸けたチャンピオンシップに進んだ。各ラウンドではチームから選抜された8人がダンスを踊り、審査員とオンライン視聴者による採点で優劣を競う。若者からの支持を背景に、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった最新の映像技術を駆使した発信にも力を入れている。

(2021年10月17日 19時08分 更新)

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