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高梁の2神社に松山踊り奉納 実行委、「来年こそ大勢で」

勇ましく舞う仕組踊り=八重籬神社
勇ましく舞う仕組踊り=八重籬神社
ゆったりとした所作の地踊りを披露する踊り手=八幡神社
ゆったりとした所作の地踊りを披露する踊り手=八幡神社
 高梁市の毎夏恒例の祭典「備中たかはし松山踊り」が新型コロナウイルスの感染拡大で中止になったことを受け、市観光協会などで構成する同踊りの実行委は9日、松山踊り(岡山県重要無形民俗文化財)を市内のゆかり2神社に奉納した。踊り手たちは疫病退散と来年の開催に願いを込め、370年以上続く伝統を守った。

 松山踊り音頭保存会や踊りグループの有志ら15人が参加。備中松山藩主を務めた板倉家を祭る八重籬(がき)神社(内山下)では、藩に伝わる武家の踊り「仕組(しぐみ)踊り」を奉納。扇子や刀を手に勇ましい舞を披露した。

 踊り発祥の地とされる八幡神社(和田町)では太鼓と三味線、歌い手の口説きに合わせて、ゆったりとした所作の「地踊り」、軽快な動きの「ヤトサ」を編みがさ姿で優雅に舞った。

 仕組踊り保存会の大河広美さん(65)=同市=は「コロナの収束を願って踊った。来年の夏こそは大勢で舞いたい」と話していた。

 松山踊りは地踊り、ヤトサ、仕組踊りの3種類で構成され、最も古い地踊りは1648年、備中松山藩主が五穀豊穣(ほうじょう)などを願って民衆に踊らせたのが起源とされる。今年は8月にJR備中高梁駅前大通で予定していたが、コロナ禍で2年連続の中止となった。神社での奉納は昨年に続き2回目。

(2021年10月14日 18時01分 更新)

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