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三菱重工マリタイム社 初の命名式 神戸大の多機能練習船が進水

命名・進水式を迎えた多機能練習船「海神丸」
命名・進水式を迎えた多機能練習船「海神丸」
 三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場(玉野市玉)で8日、神戸大の多機能練習船「海神丸」の命名・進水式が開かれた。同社は三井E&S造船(東京)の艦艇・官公庁船事業を譲り受け、1日に発足したばかりで、初の命名・進水式となった。

 海神丸は全長約59・6メートル、幅約11メートル、約889総トンで、航海速力は約12ノット、最大搭載人員65人。船内に多人数でも使用可能な実習、演習用スペースや講義室を確保するとともに、探査観測船として多角的な海域探査や観測に必要な装置を搭載。被災地に水や電力の供給や支援物資の輸送ができる災害支援機能も備える。岸壁で内装工事などを施し、来年3月に引き渡す予定。

 命名・進水式には調枝和則社長、神戸大の藤澤正人学長ら関係者約140人が出席。陸と船をつなぐ支綱(しこう)が切られると、白イルカをモチーフにした船体はゆっくりとタグボートにけん引されて船台を離れた。

 調枝社長は「海神丸の誕生はわれわれの新しい歴史の始まりでもある。末永く愛される船舶となるよう全社一丸となりさらなる努力を積み重ねていく」とあいさつ。藤澤学長は「本船でさまざまな実習や研究を計画しており、非常に楽しみにしている」と述べた。

(2021年10月08日 17時29分 更新)

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