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不気味なゼリー状生物大量発生 オオマリコケムシ、岡山の水路に

ため池の取水口近くに発生したオオマリコケムシ
ため池の取水口近くに発生したオオマリコケムシ
 岡山市北区粟井のため池近くに、薄茶の半透明でゼリー状の触手生物「オオマリコケムシ」が大量発生し、不気味な姿が地域住民を驚かせている。

 形は球や帯、円盤などさまざまで、厚さは十数センチほど。表面に多角形の模様が見られる。触るとナタデココに似た感触で、弾力がある。魚の腐ったような臭いを放っている。水底や岩に大小30前後の塊が張り付き、幅約3メートルの水路を埋め尽くしている。9月に住民が発見。2年前にも同じように発生した。

 岡山大理学部付属牛窓臨海実験所によると、オオマリコケムシは北米原産の外来種。水温が上がるにつれ、1・5ミリほどの虫が寒天質を分泌しながら増殖し、群体をつくって大きくなる。山中の池や流れの緩やかな水場に生息し、冬場には見えなくなるという。

 地元の萱野英憲大井地区連合町内会長(72)は「グロテスクさに驚いた。今のところ害はないので、静かに見守りたい」と話す。

(2021年10月07日 16時26分 更新)

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