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大原美術館の新児島館オープン 多くのファンら鑑賞

大正建築の趣を残す館内で、ヤノベさんの少女像を鑑賞する入館者
大正建築の趣を残す館内で、ヤノベさんの少女像を鑑賞する入館者
 大原美術館(倉敷市中央)の新館「新児島館」(仮称、同市本町)が1日、オープンした。大正建築の趣を残す館内に現代美術家ヤノベケンジさんの大型作品が展示され、初日から多くの美術ファンらが鑑賞した。

 ヤノベさんの巨大な動く少女像「サン・シスター(リバース)」は、アーチ窓やステンドグラスのある吹き抜け空間に置いた。目を閉じ座った状態から時折立ち上がり、目を見開く姿は希望の訪れなどを表現。新型コロナウイルス禍で打撃を受ける倉敷や、臨時休館が続いた大原美術館の再生を願っているという。写真撮影が認められ、入館者はしきりにカメラやスマートフォンを向けていた。

 友人と訪れた同市、女性(38)は「すてきな雰囲気の建物で、作品もかわいかった。コロナが早く収束し、多くの人に見てほしい」と話した。

 新館は1922(大正11)年に完成した旧中国銀行倉敷本町出張所(国登録有形文化財)を改装。壁を赤やライトグレーに塗った展示室をはじめ、研修室や資料室などを備える。期間限定で美術館グッズの販売も行う。

 午前10時~午後4時。月曜休館。当面は入場無料。

(2021年10月01日 19時29分 更新)

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