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高梁川が紡ぐ四季 「ツノナス」出荷始まる(高梁市) 元気もらう黄色い実

内田宮司(左)にツノナスを手渡す参加者
内田宮司(左)にツノナスを手渡す参加者
キツネの顔に似た形の実を付けるツノナス
キツネの顔に似た形の実を付けるツノナス
 キツネの顔に似た黄色い実が特徴のナス科の観賞用植物・ツノナス。その愛らしい表情から「フォックスフェイス」とも呼ばれ、生け花やフラワーアレンジメントの花材として主に用いられる。岡山県内唯一の生産地の高梁市でいよいよ出荷が始まった。

 南米原産のツノナスは高さ2~3メートルの茎に直径約7センチの実を付ける。水を与えなくても3カ月程度観賞でき、11月上旬までに1万本を生産。県内や関西方面の市場に出荷するという。

 JA晴れの国岡山びほく花木生産部会は28日、キツネにちなんだ高梁稲荷神社(落合町近似)で消費拡大を祈願する進発式を開き、生産者ら20人が参加。荒木一郎部会長(76)から託されたツノナスを内田正之宮司(48)が奉納した。

 同部会によると、市内では葉タバコの転作作物として1999年ごろから栽培され、現在は川面、有漢町などで農家15戸が約50アールで生産するのみ。昨年は約9千本を出荷した。

 今年は長雨が実の色付きに影響。例年に比べて1週間程度遅い出荷となったが、病害虫の被害もなく生育は順調という。荒木部会長は「黄色の実はかわいらしく元気をもらえる。ハロウィーンやクリスマス、正月の飾りとしても楽しんでほしい」と話した。

 JA晴れの国岡山直売所・高梁グリーンセンター(高梁市津川町今津)で購入できる。

(2021年09月30日 16時26分 更新)

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