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加藤桃子女流三段が挑戦者に 倉敷藤花戦、野原女流初段下す

野原初段を下し、里見倉敷藤花への挑戦権を得た加藤三段(左)=東京・将棋会館
野原初段を下し、里見倉敷藤花への挑戦権を得た加藤三段(左)=東京・将棋会館
 女性将棋の公式タイトル戦「第29期大山名人杯倉敷藤花戦」(日本将棋連盟、倉敷市、同市文化振興財団、山陽新聞社主催)の挑戦者決定戦は27日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の加藤桃子女流三段(26)が132手で野原未蘭女流初段(18)を下し、初めての挑戦権を得た。

 タイトル通算8期の加藤三段は棋士養成機関の奨励会を退会し、女流棋士となった前期から倉敷藤花戦に参戦。23日に開幕した清麗戦5番勝負に続き、里見香奈倉敷藤花(29)=清麗、女流名人、女流王位=に挑むこととなる。

 相居飛車の力戦形となったこの日の対局では、加藤三段が野原初段の果敢な攻めをしのぎ、中盤から反撃に転じて押し切った。加藤三段は「最後まで分からなかったけれど、攻め合いの中で運もあった」と振り返った。里見倉敷藤花との対局に向けては「初めての倉敷藤花戦3番勝負を楽しみたい。(清麗戦との)ダブルタイトル戦で、長い戦いになると思うので、思い切りぶつかっていく」と抱負を語った。

 主要タイトルへの初挑戦を逃した野原初段は「難しい将棋だった。これからも他の棋戦はあるので、頑張っていきたい」と話した。

 タイトル戦3番勝負は11月1日に大阪市の関西将棋会館で第1局、20日に倉敷市芸文館で第2局を行い、1勝1敗となった場合は21日に同館で第3局が指される。

(2021年09月27日 21時54分 更新)

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