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両備HD、旧車EV化事業に参入 第1弾の英製タクシーを公開

EVに改修した1969年製の英国車
EVに改修した1969年製の英国車
 両備ホールディングス(HD、岡山市北区錦町)は27日、旧式の自動車を電気自動車(EV)に改修する新事業を始めたと発表した。第1弾として、1969年製の英国製タクシーをEV化し、報道陣に公開した。

 EV化したのは英オースティン社の車。78年に購入しイベントなどで展示していたが、老朽化で動かなくなっていた。車体の修復とともに、エンジンをモーターに交換。高度な電気制御が必要なため車内配線は全て作り直すなど約5カ月かけて改修した。フル充電で100~120キロの距離を走れるという。最高時速は95キロ。改修費は710万円。グループの役員が乗る車として使用する。

 新事業を担うのは、車両整備や産業機械製造の社内分社・両備テクノモビリティーカンパニー。EVの市場拡大に伴い、旧車のEV化もニーズが高まるとみて参入した。愛好者や自動車リース業者などからオーダーメードで請け負い、年1億円の売り上げを目指す。

 岡山市内でお披露目があり、松田敏之同HD社長は「環境意識が高まる中、自社の技術で脱炭素化や廃棄される車の削減に貢献したい。優れたデザインのクラシックカーを後世に残すことにもつながれば」と話していた。

(2021年09月27日 16時18分 更新)

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