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投票率は過去最低を更新。初めて…

 投票率は過去最低を更新。初めて50%を割り込んだ前回よりさらに4ポイント超も下回った―。19日投票の総社市議選の結果だ。といっても投票率の低下は総社に限った話ではない▼岡山県内で今年投票された自治体の首長、議会議員の14選挙のうち実に11が過去最低だった。地方選挙だけでなく、4年前の衆院選で岡山県は全国で低い方から5番目などと、総じて低迷する▼今秋は10月3日の岡山、17日の玉野の各市長選、そして衆院選が控える。嫌な流れを断ち切れるのか懸念される中、元気の出る話が今月開催の「若者、政治、未来」をテーマにした本紙シンポジウムで聞かれた▼地域の課題を解決する探究学習などを基に、中高生らの政治参加の動きが広がっているという。新見高は主権者教育の一環で新見市議会へ政策提案する陳情活動を続けている。早島町では、「子ども議会」「子どもフォーラム」といった中学生らが行政に提案できる仕組みが整ってきた▼自治体の総合計画などに高校生らの意見を反映させるケースも増えてきた。共通しているのは、子どもを一人の市民として認め、政策決定への参画を促そうという姿勢だ▼あちこちの議会や自治体に提案が次々出され、対応に忙しい。そんな近未来を思い浮かべてみる。政策議論は活発になり、投票率も上がってくる。期待が膨らむ。

(2021年09月24日 08時00分 更新)

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