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岡山の高校球児 白色スパイク流行 熱中症対策 県大会出場校7割採用

多くの高校球児が履き始めた白色スパイク。秋の岡山県大会では14校が採用する=7月、倉敷マスカット
多くの高校球児が履き始めた白色スパイク。秋の岡山県大会では14校が採用する=7月、倉敷マスカット
 高校球児の足元にいま変革が起きている。日本高野連は試合で使用するスパイクについて、これまで黒色しか認めていなかったが、昨年、白色を解禁。岡山県内の高校ではこの夏ごろから白の“流行”の波が訪れ、25日開幕の秋の県大会では出場20校のうち実に7割に上る14校が白いスパイクを履き、センバツにつながる戦いに臨む。

 高野連が白色を許可したのは熱中症対策のため。スポーツ用品大手ミズノの調査では、白色スパイクは太陽光を吸収しやすい黒色と比べ、内部の温度が炎天下で約10度も低い。今夏から白を履く関西の松川玲央前主将は「黒のスパイクは足の甲が焼けるように感じていたが、白にしてから意識しなくなった」と話す。

 県内では昨秋に白に変えた就実など徐々に増加。今夏の岡山大会では出場58校中22校が白色で臨み、優勝した倉敷商は甲子園の晴れ舞台から真新しい白のスパイクに履き替えた。一方、創志学園、山陽など黒を貫くチームもある。「ずっと黒なので熱いのにも慣れた」「黒の方がユニホームにマッチして格好良い」と言う球児も少なくない。

 ただ、今夏の甲子園では決勝で対決した智弁和歌山、智弁学園をはじめ8強のうち7校が白色を採用した。高校球界を席巻する白いシューズの勢いは止まりそうにない。

(2021年09月23日 20時16分 更新)

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