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白桃とメロンの酵母から日本酒を 県立大と連携、ヨイキゲンがCF

試験醸造した酒を手にする渡辺社長
試験醸造した酒を手にする渡辺社長
 酒造会社のヨイキゲン(総社市清音上中島)は、同市産の白桃とメロンから採れる酵母で日本酒を造るため、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。県立大(同市窪木)で酵母の研究をする学生と連携。「果物王国岡山」にあやかり、酒離れが進む若者にPRしようと企画した。できた酒は一般販売せず、返礼品として支援者に届ける。

 酵母は、白桃とメロンの表面などに付着しているものを同大保健福祉学部栄養学科の学生たちが採取。原料米も極力同市産を使用し、2種類の純米吟醸酒に仕上げる。

 8月に試験醸造。酸味が強かったため、飲みやすくなるよう酵母の量などを調節し、今冬にも仕込みを始める。来春には酒が完成する見込み。

 同社の渡辺信行社長が酵母を研究する学生を知り、連携を打診。白桃やブドウのリキュールを商品化していることもあり、岡山らしい果物の酵母を使った日本酒を思いついたという。桃やメロンの風味はしないが、ストーリー性を前面に出して関心を引く考えだ。

 渡辺社長は「総社市の原料にこだわり、低アルコールでほのかな甘みのある酒に仕上げたい。若者が酒の魅力を知るきっかけになれば」と話している。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスを使い、10月21日まで行う。目標額は80万円で、酒米の購入費などに充てる。詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/yoikigen)。

(2021年09月08日 16時32分 更新)

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