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血洗滝神社のCF 目標大幅超え 赤磐、329万円集まる

血洗の滝のほとりにたたずむ祠。地元住民らがCFで集めた寄付で修復する
血洗の滝のほとりにたたずむ祠。地元住民らがCFで集めた寄付で修復する
寄付を呼び掛けたCFの画面
寄付を呼び掛けたCFの画面
 素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した後、剣と体を清めた伝説が残る血洗滝神社(赤磐市是里)の祠(ほこら)を修復しようと、地元住民らが費用を募っていたクラウドファンディング(CF)が1日に締め切られ、目標の200万円を大幅に上回る329万8千円が寄せられた。超過分はさい銭箱の設置など周辺環境の整備に充てる予定だ。

 祠は幅0・8メートル、奥行き1・3メートル、高さ2・5メートルの木造建築。60年近く前に建て直して以来手付かずの状態で、土台や屋根の下地が腐るなど倒壊寸前だった。地元住民や建築家ら有志8人が昨年12月に実行委を立ち上げ、再生に乗り出した。

 7月21日からCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で寄付を呼び掛けたところ、8月7日に目標の200万円を突破し、最終的には全国の325個人・団体から329万円余りの協力を得られた。超過分はさい銭箱を新設するほか、倒木や雑木を取り除き、排水設備の整備にも活用する。

 祠は一度解体し、損傷が激しい部分を新しい部材と交換して元通りに組み立てる。柱や建具など保存状態が良い部材は滝の水で洗い清めて再利用する。さび付いた銅製の屋根も新しく取り換える。10月中旬~11月中旬に着工し、来年4月の完了を見込む。

 血洗滝神社は赤磐市北端の渓谷にあり、落差11メートルの「血洗の滝」をご神体として祭る。素戔嗚尊が血に染まった剣と自身の体を滝の水で清めたとされ、古くから信仰の場として受け継がれてきた。

 実行委代表の荒島正弘さん(64)=同市=は「予想以上に反響が大きくて驚いた。寄付をしてくれた全ての人に感謝するとともに、期待に応えられるよう改修に臨みたい」と話している。

(2021年09月06日 18時42分 更新)

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