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倉敷産綿花で子ども服に 制作の楠戸さん、CFで資金募る

返礼品のおくるみを手にする楠戸さん。倉敷産の綿を100%使用している
返礼品のおくるみを手にする楠戸さん。倉敷産の綿を100%使用している
 倉敷市で不動産業を営む楠戸俊宣さん(69)が、地域で育てた綿花を原料に子ども服を作るプロジェクトに取り組んでいる。かつて盛んだった栽培を復活させるとともに、「“倉敷産”の製品を子どもたちに着てもらいたい」との願いがある。活動を広く知ってもらおうと、インターネット上で資金支援を募るクラウドファンディング(CF)を行っている。

 倉敷市の繊維産業にまつわるストーリーが文化庁の日本遺産に選定されたのがプロジェクトのきっかけ。礎となった綿花の栽培が地元で途絶えているのを知った楠戸さんが、2019年から市内の耕作放棄地を借りて栽培を始めた。

 福祉施設や金融機関など協力の輪が広がり、今年は作付面積が約6600平方メートル(4カ所)と初年度の1・7倍まで拡大。収穫した綿花を原料にセーターやカーディガンなどを制作し、「champ de coton(シャン デ コトン)」のブランド名で販売している。

 CFは、山陽新聞社や中国銀行などが連携して展開するCFサービス「晴れ!フレ!岡山」を活用し、120万円を目標に30日まで募る。返礼品にはセーターや産着、新生児用のおくるみなど製品(1万~3万円)のほか、綿摘み体験と綿実(コットンボール)の花束のセット(3千円)も用意している。資金は製品開発や作付けの拡大などに充てる。

 楠戸さんは「倉敷市に伝わる繊維文化をたくさんの人に発信し、地域を盛り上げたい」と話している。

 詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/66624)。

(2021年09月03日 19時27分 更新)

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