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三蟠軽便鉄道の記録集を今秋出版 岡山の住民ら、CFで費用募る

記録集の原稿を確認する内田会長
記録集の原稿を確認する内田会長
 大正から昭和初期にかけて岡山市中心部と南部を結んでいた三蟠軽便鉄道の記録集作りを、沿線住民らによる「三蟠鉄道研究会」が進めている。今秋に出版する予定で、費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 同鉄道は1915(大正4)年開業。同市中区江並の三蟠港から同門田屋敷本町までを結び、石炭や海産物に加え、旅客輸送も担った。営業不振で31(昭和6)年に廃業し、運行が15年余りだったことから“幻の鉄道”とも呼ばれている。

 記録集には、研究会が収集した300枚以上の当時の写真、時刻表、営業報告書、関連の新聞記事などを掲載。岡山電気軌道東山線との乗り継ぎのための路線延伸や、食堂運営に乗り出した経営努力も記述する。A4判、400ページ前後で、1500冊作製する予定。

 研究会の中心メンバー5、6人が、昨年9月から月2回程度集まって編集作業を進行中。内田武宏会長(79)=同市中区=は「運行期間の短さもあり、資料も少なかった。地域の歴史の一つとして、後世に語り継ぐ一助になれば」と話す。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスを使い、100万円を目標に10月29日まで募る。返礼品は6年前の開通100周年記念で製作した切手や小冊子などを用意している。

 詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/sanbantetudou)。

(2021年09月03日 17時48分 更新)

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