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水島臨鉄 引退の旧国鉄車両復活へ 「キハ205」再整備へCF実施

水島臨海鉄道が復活させる予定のキハ205。車体は塗装がはげ、さびも浮いている。
水島臨海鉄道が復活させる予定のキハ205。車体は塗装がはげ、さびも浮いている。
 旧国鉄車両をよみがえらせたい―。倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道(同市水島東栄町)は、2017年に引退したディーゼル気動車「キハ205」の復活などを目指して、クラウドファンディング(CF)を行っている。最初の目標額1300万円は開始(16日)から8日間で達成。近く「ネクストゴール」を設定する予定で、引き続き支援を募っている。締め切りは鉄道の日の10月14日。

 水島臨鉄によると、所有するキハ205は1960年製。四国で使われ、88年に同社が購入して使用してきた。国鉄時代の装備をとどめ、全国のファンから人気があるが、引退後は屋外に留置され、車体の腐食が進んでいた。同型の車両で現在も走行が可能なのは全国に2両しかないという。

 計画では、走行可能な状態に再整備、再塗装して動態保存。車両基地のある倉敷貨物ターミナル駅(同市水島西通)構内で乗車走行や運転体験会を行う。合わせて希少な現役気動車の「キハ37」「キハ38」各1両も新造時のカラーリングに塗り戻し、連結運転することで往時を再現する。

 水島臨鉄は昨年営業開始50周年を迎えたが、新型コロナウイルス禍で旅客利用は低迷している。大森史絵旅客係リーダーは「人だけでなく思い出ものせてきた車両を最後まで走らせたい。多くの人に乗りに来てもらい、復活した姿を見て元気や勇気を感じてもらえたら」と期待する。

 CFサービスは、山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」を利用する。返礼品には、グッズや体験運転優先券などを取りそろえる。

 詳細、支援は専用サイト(http://readyfor.jp/projects/mizurin1970)。

(2021年08月28日 18時03分 更新)

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