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ワクチン接種、妊婦を優先対象に 千葉の新生児死亡受け岡山県調整

岡山県庁
岡山県庁
 千葉県柏市で新型コロナウイルスに感染して自宅療養中だった妊婦の搬送先が見つからず、早産した赤ちゃんが死亡した問題を受け、岡山県が妊婦をワクチンの優先接種対象とする方向で県内の医療機関や自治体と調整を始めたことが20日、関係者への取材で分かった。

 日本産科婦人科学会などは今月、妊娠後期にコロナ感染すると重症化しやすいとして、妊娠週数を問わずワクチン接種を推奨すると提言。ただ、県内では国からのワクチン供給が減少したこともあって、妊婦世代への接種は進んでいないのが現状だ。

 そのため県は「母子の命を守るため、希望者が一日でも早く接種できる体制を整える必要があると判断した」と説明する。県内で感染が確認された妊婦は少なくとも59人(20日時点)いるという。

 妊婦が感染した場合は原則入院となり、コロナと妊娠の両方に対応できる岡山大病院(岡山市)や川崎医科大付属病院(倉敷市)などで受け入れるが、症状が軽ければ自宅療養も可能。その際は保健所などが毎日の健康観察を実施する。

 自宅療養中に症状が悪化した場合は受診や入院の対応を取っているが、県は「これまで医療機関にスムーズにつながらなかったケースはない」としている。

(2021年08月21日 07時54分 更新)

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