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矢掛にぎわいに尽力 繁森良二さん やかげ宿専務8年 多彩な催し企画

繁森良二さん
繁森良二さん
 「矢掛のまちは、潜在能力がある。まだまだにぎわいますよ」。約8年務めた株式会社「やかげ宿」代表取締役専務を、6月下旬に退いた。

 慶応大卒業後、天満屋勤務を経て岡山スポーツ会館(OSK)社長、社会福祉法人・旭川荘資料館長を歴任。70歳を過ぎ、興味のあった点訳の奉仕作業にいそしんでいたころ、矢掛町から「宿場町のにぎわいを取り戻したい。力を貸してほしい」と頼み込まれた。

 町の熱意に心動かされ快諾。まずは人を集め町の魅力に触れてもらおうと、毎週日曜日に町中心部にある「やかげ町家交流館」で、演奏会や講演会などを企画。天満屋時代の人脈を生かし、多彩な行事を仕掛けた。

 「宿場町は着物が似合うだろう」と友禅作家らの作品展や、歌舞伎の興行を手がける松竹に企画提案して衣裳(いしょう)展を開催し反響を呼んだ。矢掛の夏の恒例行事になった行灯(あんどん)まつりや矢掛小唄の復活にも深く関わった。

 町中心部の重伝建選定、無電柱化、道の駅開業とハード面は整ってきた。まいてきたソフト面の種は、ぐんぐん成長しようとしている。

 「今後は大学で、もう一度勉強や研究をしてみたい」と自身も成長を止めない。「もちろん、これからの矢掛を見守りながら」

(2021年08月19日 17時22分 更新)

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