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大雨で備北3市町の380人避難 平年雨量の2~3倍 人的被害なし

高梁市文化交流館に避難した住民=14日午後6時10分
高梁市文化交流館に避難した住民=14日午後6時10分
13~15日に臨時休洞した満奇洞。歩道が冠水している
13~15日に臨時休洞した満奇洞。歩道が冠水している
 12~15日朝にかけて降り続いた大雨により、高梁、新見市、吉備中央町では、14日午前には洪水や土砂災害の危険性が高まったとしてそれぞれ避難指示を発令し、ピーク時には計380人が避難するなど、市民・町民生活に影響が出た。人的被害はなかった。

 新見市では15日早朝までの累計雨量が矢神368ミリ、新見333ミリ―など各地で平年の8月1カ月分の2~3倍となった。高梁市内でも285ミリを記録。避難指示を受け、高梁144世帯314人、新見27世帯43人、吉備中央14世帯23人が各避難所に身を寄せた。

 高梁市文化交流館(原田北町)に避難した男性(86)=高梁市=は「3年前の西日本豪雨では自宅が浸水したので早めに避難した。独り暮らしで不安だったが、安心できる」と話した。

 新見市の鍾乳洞・満奇洞(豊永赤馬)は、石灰岩の天井から雨水がしみ出して13~15日に臨時休洞。ポンプで排水して16日に営業を再開した。高梁川の増水で水が流れ込んだ井倉洞(井倉)は13日から営業を取りやめ、17日の再開を目指して洞内の泥の撤去などを進めている。

 満奇洞の松井正樹管理人(64)、井倉洞の杉一夫社長(66)は「新型コロナウイルス禍からの客足回復に向け、1年間で最も観光客が多い盆期間の休洞は痛い」とした上で、「今後は暑い日も予想される。涼感を求める人でにぎわってほしい」と期待する。

 高梁市では15日に予定していたコロナワクチンの集団接種を成羽病院(成羽町下原)会場は9月5日に変更。吉備国際大(伊賀町)会場は日程が決まり次第、高梁商工会議所などを通じて通知する。八幡神社(和田町)と八重籬(がき)神社(内山下)で予定していた備中たかはし松山踊り実行委による松山踊りの奉納も延期が決まった。

(2021年08月16日 16時48分 更新)

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