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上代淑と渋沢栄一の集合写真発見 後楽園で撮影、多彩な人脈物語る

見つかった写真。円内左が上代、右は渋沢
見つかった写真。円内左が上代、右は渋沢
 山陽学園中・高(岡山市中区門田屋敷)の基礎を築いた教育者・上代淑(かじろよし)(1871~1959年)と、NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」主人公の実業家・渋沢栄一(1840~1931年)の写った集合写真が同校で発見された。校長を半世紀以上務め、女子教育向上に生涯をささげた上代の多彩な人脈を物語る資料と言えそうだ。

 写真は11(明治44)年に後楽園で撮影。2人のほか、日本女子大創立者・成瀬仁蔵らの姿もある。渋沢らは女子教育の振興と同大への寄付集めで各地を巡る中で岡山市を訪れ、後楽園で講演会を開催。その際の写真とみられる。

 渋沢は講演会に先立ち、同校の前身・山陽高等女学校で「女子教育につきて」と題して演説している。上代は若い頃、成瀬の教えを受けており、同校は「成瀬が同じ志を持つ2人をつなぎ、演説が実現したのでは」とみる。

 写真は上代の親族から寄贈されたアルバムに入っていた。7月上旬、資料をデジタル保存する中で見つかった。山陽学園の渡辺雅浩理事長は「上代先生の熱意と教育界での人脈が伝わる。大切に後世に残したい」と話す。

(2021年08月11日 21時54分 更新)

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