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そのままゆでてOK 岡山手延素麺 寒天原料の結束テープ開発

寒天などを使い、そのままゆでられるテープで束ねた乾麺(手前)。奥は従来のプラスチック製テープ
寒天などを使い、そのままゆでられるテープで束ねた乾麺(手前)。奥は従来のプラスチック製テープ
 テープもそのままゆでていいんです―。麺製造販売の岡山手延(てのべ)素麺(そうめん)(岡山県里庄町新庄)は、寒天などを原料にした麺を束ねるテープを開発し、自社商品への展開を始めた。テープを外すことなく調理できるため便利で、ごみも減らせる商品として年内にも本格販売に乗り出す。

 テープは寒天やでんぷんを加工し、厚さ0・1ミリ、幅1センチのフィルム状に延ばしたもの。熱湯に入れるとすぐにテープが外れ、溶けていくという。麺を束ねるときは接合部分に熱を加えて接着する。寒天を製造販売する長野県の企業と協業して開発した。

 従来、そうめんやうどんなどの乾麺を束ねるテープは大半が紙やプラスチック製で、「境目が分かりにくく外しづらい」「ごみが出る」といった声があったという。開発したテープは湿気の影響を受けやすいため、すぐに剥がれたり、くっついたままになったりしないよう約5年かけて最適な素材やその配合を割り出した。

 商品は「エコらく麺」の名称で、手延べ極細うどん(1食80グラム)と野菜だしの詰め合わせ8食分(3千円)、手延べの極細うどん、そうめん(各同80グラム)、つゆなどのセット(5千円)といった5点を25日までクラウドファンディング仲介サイト「マクアケ」で先行販売。その後は年内に自社の通販サイトでの本格販売を目指す。

 岡山手延素麺の横山明一郎社長は「テープの強度などを改善して本格販売にこぎ着け、新規顧客の獲得につなげたい」と話している。問い合わせは同社(0865ー64ー5678)。

(2021年08月10日 18時31分 更新)

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