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備前「鶴海ナス」のジャム開発 住民グループ、50個限定販売

鶴海ナスをふんだんに使ったジャム
鶴海ナスをふんだんに使ったジャム
備前市鶴海地区で栽培されている鶴海ナス
備前市鶴海地区で栽培されている鶴海ナス
 備前市鶴海地区でかつて盛んに作られていた伝統野菜・鶴海ナスの復活に取り組む住民グループ「鶴海なすを育てる会」が、収穫したてのナスをふんだんに使ったジャムを作った。さっぱりとした味わいが特徴で、50個限定で販売する。ナスを地元特産品としてPRするための商材としても扱う。

 鶴海ナスは果肉が柔らかく、食味が良いのが特徴。現在は育てる会の農家2戸が2アールの農地で年200キロを栽培している。ジャムは同ナスの周知とともに生産拡大を図ろうと、同会がジャム製造の手づくりジャム工房(岡山市中区高屋)と共同で商品化した。

 ナスの果肉を細かく刻み、グラニュー糖やレモン果汁などを加えて煮詰めた。素材の風味を最大限に生かすため、甘さを抑えてさっぱりとした味わいに仕上げた。パンに塗ったり、サラダに添えたりして味わう。130グラム入りで800円。

 鶴海ナスは明治末期から昭和中期まで同地区で盛んに栽培されていた在来種。近年は、生産性が高く病気にも強い交雑品種に押され、生産農家が減少していた。2018年に自家消費用に栽培していた農家ら7人が「育てる会」を立ち上げ、市販用に販売を始めた。

 育てる会の農業松尾敏志さん(45)は「ナスのジャムは珍しく、多少抵抗があるかもしれないが、素朴な味と食感がやみつきになるはず。試してみて」と話している。

 商品は備前観光協会が直営する備前焼伝統産業会館(備前市伊部)1階の土産物売り場などで扱っており、売り切れ次第終了する。問い合わせは同協会(0869ー72ー1919)。

(2021年08月06日 10時05分 更新)

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