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東京五輪開幕 岡山勢いざ出陣 過去最多18人 夢舞台で輝き期待

24日に行われる競泳男子400メートル個人メドレー予選に向けて調整する井狩裕貴=22日、東京アクアティクスセンター
24日に行われる競泳男子400メートル個人メドレー予選に向けて調整する井狩裕貴=22日、東京アクアティクスセンター
オランダとの1次リーグ初戦に向け、本番会場で攻守の連係を確認するハンドボール女子日本代表=22日、国立代々木競技場
オランダとの1次リーグ初戦に向け、本番会場で攻守の連係を確認するハンドボール女子日本代表=22日、国立代々木競技場
 第32回夏季オリンピック東京大会は23日夜、東京都新宿区の国立競技場で開会式が行われた。新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期となった大会は、開催都市、東京が緊急事態宣言下にある中で幕を開けた。開会式も含め大半の会場が無観客。感染拡大への不安や直前まで相次いだ大会組織委員会の混乱で祝祭感が漂わない異例ずくめの祭典となる。式のクライマックスでは、テニス女子の大坂なおみ(23)=日清食品=が球体の聖火台に点火した。

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 待ちに待った自国開催の五輪に挑む岡山勢は18人。これまで最も多かった前回リオデジャネイロ大会と1984年ロサンゼルス大会の10人を大幅に上回る郷土の星たちが夢の舞台で輝きを放つ。

 24日に始まる競泳で、最初の種目となる男子400メートル個人メドレー予選に登場するのが井狩裕貴(イトマン近大、岡山市出身)だ。決勝は翌25日の朝で、岡山勢のメダル第1号を目指し、調整も順調に進む。女子800メートルリレーは増田葵(菅公学生服、倉敷市出身)がメンバー入りする。

 45年ぶり出場のハンドボール女子代表には岡山から3人が選出された。倉敷市出身の角南唯(北国銀行)果帆(ソニーセミコンダクタ)の姉妹とGK板野陽(イズミメイプルレッズ、矢掛町出身)。「気持ちが引き締まっている。感謝の思いを忘れず、私らしく泥くさく戦う。必ずメダルをとり、日本のハンドボールの歴史を変えたい」と角南唯は意気込む。強豪フランスとの強化試合などを通じ、25日の初戦へチーム状態を上げている。

 バレーボール女子で4大会連続出場の荒木絵里香(トヨタ車体、倉敷市出身)は「全身全霊をかけて戦う。キャプテンとしての役割を全うし、チーム一丸で臨む」と石井優希(久光、同)らとともに2大会ぶりのメダル獲得に挑む。水球男子は高田充(Kingfisher74、関西高出)が初めて名を連ねた。バレーボール、水球はいずれも25日に初戦を迎える。

 陸上は競技別で最多の5人が代表入り。岡山伝統の女子長距離はマラソンの前田穂南(天満屋)、1万メートルの新谷仁美(積水化学、総社市出身)と期待の布陣だ。そろって閉幕前日(8月7日)のレースに向け、最終の仕上げ段階に入った。

 30日に始まるトラック種目では男女ハードラーに注目。男子400メートル障害の安部孝駿(ヤマダホールディングス、岡山市出身)は日本人初の決勝進出、女子100メートル障害の青木益未(七十七銀行、同)は日本記録更新が視野に入る。女子400メートルリレーは斎藤愛美(大阪成蹊大、高梁市出身)の3走起用が有力だ。

 射撃男子の岡田直也(ALSOK、津山市出身)もメダル候補。本命種目の10メートルエアライフルは25日に行われる。自転車BMXではレース男子の長迫吉拓(JPF、笠岡市出身)がリオで果たせなかった準々決勝突破に挑戦。初採用されるフリースタイル・パーク女子の大池水杜(ビザビ)は8月1日の決勝が大一番。表彰台に立つ実力は十分にある。

 「自信を持ってマウンドへ上がる。応援してくださる皆さんにエネルギーを届けられるよう全力プレーで頑張る」と意欲を燃やすのは野球の山本由伸(オリックス、備前市出身)。28日の初戦で“開幕投手”の大役を務める可能性もありそうだ。開会式に先立ち始まったソフトボールは2連勝と好発進。原田のどか(太陽誘電、総社市出身)が「1番、右翼」でフル出場を続けている。順調に勝ち上がれば、27日に金メダルを懸けた決勝が行われる。

(2021年07月23日 23時21分 更新)

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