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厳罰化1年 あおり運転で6人摘発 県警まとめ、ドラレコ映像証拠に

摘発につながったドライブレコーダーの映像。左の車が急な車線変更を繰り返し、進行を妨げようとする様子が記録されていた(県警提供、画像の一部を加工しています)
摘発につながったドライブレコーダーの映像。左の車が急な車線変更を繰り返し、進行を妨げようとする様子が記録されていた(県警提供、画像の一部を加工しています)
 岡山県警は、あおり運転の厳罰化を盛り込んだ昨年6月30日の改正道交法施行から1年間の状況をまとめた。あおり運転容疑で6件6人を摘発、うち1件は1人を逮捕し、より罰則の重い「著しい危険」を適用した。

 改正法は、あおり運転を「妨害運転」と規定し、急ブレーキや車間距離不保持などの10行為を規制。罰則は最高で5年以下の懲役または100万円以下の罰金で、免許は即取り消しとなり、再取得できない欠格期間は最大3年と定めている。

 県警のまとめでは、6件は「急ブレーキ」と「車間距離不保持」が各2件、「左からの追い越し」と「幅寄せ」が各1件。逮捕事案は、浅口市の山陽自動車道で昨年8月、乗用車が前方の車の進行を妨害する目的で急ブレーキをかけ、著しい交通の危険を生じさせた―との内容で、岡山簡裁が運転手に罰金30万円の略式命令を出した。

 あおり運転の立件には客観的な証拠が重要で、県警によると、6件全てでドライブレコーダーなどの映像が残されていたという。

 県警が19年11月から全国に先駆けて導入した情報提供サイト「岡山県あおり110番鬼退治ボックス」の運用状況をみると、あおり運転に関する情報は法改正前の半年間で188件だったが、法改正後半年間では80件に減少。県警交通指導課は「厳罰化による抑止効果が一定程度出ているようだ」と分析する。

 あおり運転は一つ間違えれば重大事故になりかねないだけに、同課は「引き続き悪質、危険な運転には厳しく対応していく」としている。

(2021年07月23日 21時14分 更新)

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