山陽新聞デジタル|さんデジ

県内観光客 21%減1331万人 20年調査、外出自粛や休業響く

県内観光客 21%減1331万人 20年調査、外出自粛や休業響く
県内観光客 21%減1331万人 20年調査、外出自粛や休業響く
新型コロナの影響で閑散とする岡山市・後楽園=2020年7月
新型コロナの影響で閑散とする岡山市・後楽園=2020年7月
 2020年に岡山県内を訪れた観光客は前年比21・3%減の1331万5千人で、現行の集計方式となった11年以降で3番目に少なかったことが県の観光客動態調査で分かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や施設の臨時休業などが響いた。18年の西日本豪雨後の落ち込みから19年は回復していたものの、再び減少に転じた。

 観光地別では、上位10カ所すべてで減少した。初めてトップになったのが、玉野・渋川で212万5千人(0・1%減)。道の駅の物販施設のリニューアル効果などが見られたという。蒜山高原165万人(26・3%減)、倉敷美観地区154万4千人(53・0%減)と続いた。

 5位の後楽園・岡山城周辺は緊急事態宣言中の休園やイベントの中止などが影響し、90万7千人(62・3%減)に落ち込んだ。

 観光客の内訳は、コロナ禍で都道府県をまたぐ移動が制限されたため県外客が37・6%減の623万1千人。方面別で見ると近畿245万3千人(30・5%減)、中国228万4千人(28・6%減)、四国60万5千人(56・0%減)、関東35万1千人(53・2%減)と遠方からの来訪の減少が目立った。一方で県内客は708万4千人と2・1%増加した。

 滞在状況では、宿泊客300万6千人(33・0%減)、日帰り客1030万9千人(17・1%減)といずれも前年を割り込んだ。宿泊や飲食といった観光消費額は1183億円(39・6%減)にとどまった。

 調査は主要観光地・施設やイベントの来客数から推計。県観光課は「21年も緊急事態宣言の発令などで落ち込みが予想されるが、宿泊クーポンの利用促進や観光イベントなどの施策で需要回復に努めたい」としている。

(2021年07月23日 19時16分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ