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赤磐の桃畑 防蛾灯きらびやか 実を守る黄色い光 圧巻のパノラマ

防蛾灯に光がともり、ロマンチックな夜景が広がる=15日午後7時半、赤磐市鴨前
防蛾灯に光がともり、ロマンチックな夜景が広がる=15日午後7時半、赤磐市鴨前
 夏の日暮れ時。点々と光るのは灯籠、それともペンライト?

 岡山県内有数の桃の産地として知られる赤磐市南部の旧山陽町地区。夏の夜になると、あちこちの桃畑に黄色い光がともり、きらびやかでロマンチックな風景が広がる。

 光の正体は蛍光灯やLED(発光ダイオード)を使った防蛾灯(ぼうがとう)。桃の汁を吸いに来る害虫を光で追い払う。桃の木の脇に立てた柱の先に取り付けられ、不夜城のごとく辺りを明かりで包み込む。圧巻のパノラマは、新型コロナウイルス禍での長い自粛生活で疲れた心を癒やしてくれる。

 桃は7、8月が出荷の最盛期となり、白鳳、清水白桃、黄金桃とさまざまな品種が店頭に並ぶ。つるんとした形や濃厚な甘みが保たれているのは、防蛾灯という「桃の番人」がいてこそ。今夜も、柔らかな光で桃を守り続ける。

(2021年07月20日 17時38分 更新)

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