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赤磐市南部の桃畑、走ってみた 日暮れ時の黄色い光、正体は…

 普段、のどかな山すそが一変した。夏の日暮れ時。点々と光るのは、灯籠それともペンライト?

 ここは赤磐市南部、旧山陽町地区の桃畑。岡山県内有数の産地として知られる。夏の夜になると、この時季ならではの、きらびやかな光景が広がる。大都会とはまた違う、ロマンチックな夜景である。

 記者が車で地域を駆ける「走ってみた」シリーズ。今年下半期最初は、初の夜バージョンだ。

 黄色い光の正体は果たして-。
柔らかな黄色い光を放つ桃の防蛾灯。大都会に負けないロマンチックな夜景だ=15日午後7時半
柔らかな黄色い光を放つ桃の防蛾灯。大都会に負けないロマンチックな夜景だ=15日午後7時半

 蛍光灯やLEDを使った防蛾灯(ぼうがとう)。放たれる光は、桃の汁を吸いに来る害虫を追い払う。桃の木の脇に立てた柱の先に取り付けられ、不夜城のごとく、明るくともしている。柔らかな光が集う圧巻のパノラマは、長い自粛生活に疲れた心を癒やしてくれる。

 みずみずしい桃は7、8月が出荷の最盛期だ。白鳳、清水白桃、黄金桃…。さまざまな品種がこれから店頭に並ぶだろう。つるんとした形や、濃厚な甘みが保たれているのは、防蛾灯という「桃の番人」がいてこそ。今夜も、まばゆい光で照らし続ける。
害虫から実を守る「桃の番人」だ
害虫から実を守る「桃の番人」だ

遠くから見ると、灯籠にもペンライトにも見える
遠くから見ると、灯籠にもペンライトにも見える

柔らかな光が集う
柔らかな光が集う

(2021年07月17日 09時04分 更新)

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