山陽新聞デジタル|さんデジ

増水した用水路に転落の男児救助 環太平洋大生 県警が注意呼び掛け

三木さん(手前)と河原さんが男児を助け出した用水路
三木さん(手前)と河原さんが男児を助け出した用水路
 大雨により水位が上がった岡山市中区の用水路で7日、小学1年男児(6)が誤って転落し、約65メートル流される事故があった。岡山県警は、増水した河川や用水路に近づかないよう注意を呼び掛けている。男児は大学生に助け出され無事だった。

 事故が起きたのは、同土田の公園の脇を流れる用水路(幅約4メートル、深さ約1メートル、当時の水深約0・7メートル)。環太平洋大(同市東区瀬戸町観音寺)のソフトボール部に所属する1年の三木果南実さん(18)と河原亜優さん(19)が午後5時40分ごろ、公園でキャッチボールをしていたところ、用水路に向かって「早く上がってこいよ」と呼び掛ける男児2人に気付いた。

 駆け寄ると、うつぶせの状態で流されている男児1人を発見。声を掛けても反応がなかったため、三木さんと河原さんは腹ばいになって男児を引き揚げ、背中をたたいて水を吐き出させた。通行人に119番を依頼し、救急隊に引き渡した。

 岡山中央署によると男児3人は友達。自転車に乗って遊んでいて、1人が誤って用水路に落ち、流されたとみている。この日は朝から断続的に激しい雨が降り、用水路は増水し、流れも速かったという。

 河原さんは「動揺して硬直した体を奮い立たせた」と振り返り、三木さんは「初めての経験で戸惑ったが、力になれて良かった」と話した。

(2021年07月12日 19時19分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ