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フードドライブ活動強化へ新組織 総社市など 食材共有や支援先調整

フードドライブに協力する来庁者
フードドライブに協力する来庁者
 総社市と順正学園ボランティアセンター(高梁市伊賀町)、市社会福祉協議会「市生活困窮支援センター」などは、家庭や事業所で余った食材を募って生活困窮者らへ配る「フードドライブ」活動で連携を図るネットワーク組織を結成した。必要な世帯に効率よく支援の手を届けられる体制をつくる。

 他の構成団体は、おかやまコープ総社東店(同市総社)、市内の社会福祉法人でつくる「市社会福祉法人社会貢献活動推進協議会」のほか、市内でこども食堂を開設する5団体。今月1日に発足した。

 今後は各団体が集めた食品の一部を共有。児童扶養手当を受給する世帯などを中心に、市が把握する情報を元に漏れなく支援が行き届くよう調整も図る。

 結成に際し、片岡聡一市長は「市としてもフードドライブに全面的に乗り出す。お互いに支え合う社会を今日から育てていきたい」と話した。

 29日までの日程で市主催のフードドライブを実施。専用のボックスが設けられた市役所には、1日から多くの市民が家庭で余ったお菓子や即席ラーメンなどを入れていた。

子ども食堂開設後押し-総社市社協が助成開始

 総社市社会福祉協議会は、市内での子ども食堂の開設や運営を資金的に後押しする「子ども食堂助成事業」を始めた。

 開設を希望する、あるいは既に運営している民間団体などが対象。子ども食堂の立ち上げに必要な資金を最大5万円補助するほか、活動の継続も年最大6万円を支援する。地域への普及啓発や地域の企業などとの協業を行う際も対象になる。

 非営利での食事提供に加え、学習支援、遊びなど子どもの居場所づくりを行っていることや、1回あたり10人以上が利用すること、原則月に1回以上開催することが条件。

 同市総社の建設業「土井建設」が3月、子ども食堂への支援を目的に同協議会に贈った寄付金を原資にし、制度を創設した。同社は今後も継続して寄付を行う予定で、同協議会はそれを基金化する方針。

 同協議会は「子ども食堂の多くはボランティアで運営されており、これまで資金面での支援策がなかった。市内では中学校区単位で少なくとも1カ所以上開設されるよう後押ししていきたい」としている。

(2021年07月10日 16時04分 更新)

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