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方谷も食べた?弁当3年ぶり復刻 高梁の料理店 観光特急乗客へPR

3年ぶりに販売される「方谷さん弁当」
3年ぶりに販売される「方谷さん弁当」
山田方谷(高梁方谷会蔵)
山田方谷(高梁方谷会蔵)
 高梁市鍜冶町の日本料理店「魚富」は、備中松山藩の改革に尽力した儒学者・山田方谷(1805~77年)も食べたとも伝わる幕末の料理を再現した「方谷さん弁当」を3年ぶりに復刻した。JR西日本の長距離観光特急列車「ウエストエクスプレス銀河」が備中高梁駅(旭町)に停車する26日夜に販売し、以降は注文も受け付ける。

 弁当はタイの塩焼きやアユの甘露煮、ナスのみそ煮など15品。弟子の越後長岡藩士・河井継之助の旅日記で方谷からタイをもらったとの記述がある「塵壺(ちりつぼ)」や、幕末に普及した食事をテーマに市職員有志でつくるグループが2013年に公表した調査結果などを参考に同店が考案。市内で18年5月、同じメニューを3日間限定で販売し、80食が完売する人気を集めていた。

 特急はJR西日本が3~6月の限定で京都、大阪―出雲市間を結ぶ山陰ルートとして企画。期間中は毎週2~4便を運行していたが、命日に当たる26日の上り線特急が最終便となった。

 備中高梁駅には午後9時25分から35分間停車するため、方谷のNHK大河ドラマ化実現に向けた運動が官民を挙げて進む中、乗客や市民に改めてアピールしようと復活させた。当日は午後8時から同駅に隣接する市図書館前で1個1080円で30個販売。27日以降は前日までに同店に予約すれば1個からでも購入できる。

 土井富弘社長(70)は「当時、備中地域の中心地だった高梁は多くの食材が集まる場所でもあった。弁当を通じて方谷を身近に感じてほしい」と話している。

 問い合わせは同店(0866-22-0365、月曜のみ夕方から休み)。

(2021年06月25日 11時07分 更新)

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