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新見の山中に洋菓子店オープン 自家栽培小麦のキッシュなど人気

キッシュや焼き菓子を取りそろえる店内と佐伯奈未加さん(左)、佳和さん
キッシュや焼き菓子を取りそろえる店内と佐伯奈未加さん(左)、佳和さん
オレンジ色の外壁に薄紫色の屋根が印象的な「ルレーヴ ドゥ パリ」
オレンジ色の外壁に薄紫色の屋根が印象的な「ルレーヴ ドゥ パリ」
 新見市南部の棚田が広がるのどかなカルスト台地の山中に、愛媛県から移住した姉弟で切り盛りする洋菓子店「ルレーヴ ドゥ パリ」(同市哲多町花木)がオープンした。地元で育てた小麦の焼き菓子が人気で、早くも注目を集めている。

 店長は姉の佐伯奈未加さん(33)。2015年4月から3年間、同市の林業に携わる地域おこし協力隊員を務めた弟の佳和さん(29)の引っ越しの手伝いで訪れ、「気さくに話し掛けてくれる周囲の人柄や自然にひかれた」と自身も直後に移住した。趣味を生かした洋菓子店を同市内の別の場所で開いていたが、「自然豊かな山奥に、おしゃれな空間を楽しめる店を作りたい」と移転した。

 正式オープンは4月。看板商品はフランスの郷土料理・キッシュ(500円)と旬の果実を使ったタルト(480円~)で、焼きドーナツも常時10種類ほどそろう。小麦は姉弟で地区の畑(20アール)を借りて栽培し収穫。製粉は業者に任せるが、豊かな風味を引き出すため、表皮の「ふすま」を残した粉を使っており、店内は香ばしい香りが漂っている。

 店は地元住民の薦めもあり、消防機庫をリフォームした。住民の手を借りながら工事を進め、オレンジの外壁と薄紫色の屋根が印象的な店構えにしつらえた。内装には壁や床に新見産ヒノキをふんだんに使用している。

 営業は金~日曜と祝日の午前11時~午後6時。2人は「花木地区は温かい人ばかり。ここから幸せの輪が広がるような店にしたい。豊かな自然に囲まれたテラスで、のどかなひとときを楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは同店(050―3749―6904)。

(2021年06月19日 17時07分 更新)

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